
進行役は、アメリカのドラマ「SHOGUN 将軍」で、日本とニュージーランドにルーツを持ち、アジア人として初の主演女優賞を獲得した俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)が務めた。
はじめに、コンゴ出身の詩人・作家で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)サポーター、J.J.ボラ氏が、自作詩「サムシング ビューティフル」を朗読。
その中で綴られた「私たちの心の鼓動のこだま 静けさの中で 小毒の中で響く音 いつかそこで私たちは自分自身を見つけるだろう」という内容は、難民や女性の置かれた現実を表現している。
セレモニーではまず、カルティエ ジャパン・宮地純CEOが「今のペースでは、世界でジェンダー平等を実現するまでに130年かかるとされている」と指摘した。 WEFは6月、123年と試算しているが、いずれにしても理想にはほど遠い。
宮地CEOはさらに、「この現状に対して、私たちは何ができるだろうか。ウーマンズパビリオンのビジョンを、万博での6か月という期間を超えて、さらに大きく発展させたい」と呼びかけた。

また、高円宮妃久子殿下が祝辞で、「ウーマンズパビリオンは、まさに未来社会を共創し、人類共通の課題解決に向け、世界の英知を集め新たなアイデアを発信する場と言える」と述べられた。





