さらに、ニュージーランド元首相のジャシンダ・ケイト・ローレル・アーダーン氏が登壇。アーダーン氏は、2017年に30代で首相に就任し、在任中に出産、産休取得でも話題になった。
1893年、世界で初めて女性に選挙権を与えたニュージーランド。アーダーン氏は、祖国で女性の参政権獲得に関わった高祖母・キャサリン・ウィルトシャー氏のエピソードに触れ、自らも3人目の女性首相となった経緯について、「先代の女性たちが“ガラスの天井”を打ち砕き、道が切り拓かれていた」と振り返った。
セレモニーのクライマックスは邦楽器と若手ミュージシャンによる共演で「The Flower of the Human Heart」と題した楽曲を通じてジェンダー平等や団結というテーマを表現した。衣装には、京都の西陣織の老舗・細尾(HOSOO GALLERY)による19色の伝統織物が用いられた。
ウーマンズパビリオンでは、性別、人種、年齢、能力に関係なく、すべての人がともに考え、対話する場として、パビリオンの2階に「WA(わ)」スペースを設けた。






