【芥田】これまでのヴィッセルの「13」番で印象に残っているのは?
【佐々木選手】僕はもう完全に、(アカデミーの先輩である小川)慶治朗くんですね(現、横浜FC)。その姿を見て育ったし、(トップチームに)入ったときも慶治朗くんがつけていたので。
◆キックオフ前のルーティンは「深掘りされると恥ずかしい(照笑)」
【芥田】先ほどACLの話もありましたが、この春までの ACLエリートはベスト16という結果に終わりました。ただ、秋から再びアジアの戦いに挑みます。そこに向けての目標を教えていただけますか?
【佐々木選手】この前の大会では、ベスト16で負けているので、そこの壁は最低越えたいなというのはあります。もう1つ、アジアナンバー1というのは、このクラブとしても、みんなも、そこは引き続き目指していきたい。
【芥田】ちなみに、スタメンで試合に出場するとき、バックスタンド側でキックオフ前に行っているルーティンについて教えていただきたいです。
【佐々木選手】あまり意味はなくて……(照笑)。2023年の最終節ぐらいに、そのとき何をしたかは覚えてなかったんですが、ちょろっとああいう感じのルーティンをしてたのかな。そんな動画が僕にも回ってきて。
【芥田】「やったかな?」という感覚は自分の中でもありますか?
【佐々木選手】そうですね。なんかちょっと盛り上げたというか、観客をあおったみたいなのが強かったんですが。ちょっと見ていたら、「あれ、なんか、ルーティンぽいな」となって、そこから自分の中で形になってきたみたいな感じです。ただ、あのルーティンに関しては、深掘りされると恥ずかしいですね(照笑)。
【芥田】やってみるのとやらないので、自分の中で違いというのはあるんですか?
【佐々木選手】やり始めてからずっとやっているのですが、あまり違いはないかな。ルーティンを気にするタイプじゃないから。どっちかといえば、観客をあおる(盛り上げる)方が強いですね。
【芥田】「あれを見たい」というのもあると思いますよ!
【佐々木選手】そこまで、あれこそ浸透してないと思いますから(苦笑)。これからもっとちゃんとなっていけばいいなと。俺の名前が売れれば(もっと知られる)と思いますが。
【芥田】めちゃくちゃ謙虚ですね!
【佐々木選手】謙虚にしないといけないというか(照笑)。自信を持ってやっていますが、単純に客観視して、自分を見たときの感想を言っているだけなので。

◆近年、栄養士をつけてから「身体的には完全に変わった」
【芥田】最近、SNSを見ていてすごく気になったのが、食事管理のこと。栄養士さんをつけているということですが、一昨年ぐらいからですか?
【佐々木選手】そうですね。
【芥田】サポートをもらう前というのはどんな食生活だったんですか?
【佐々木選手】それこそ、外食になっていたというのもありますが、外食でもちゃんと気にはしようとはしていても、やっぱり限界があったので。(栄養士をつけて食事をとるようになって)身体的には完全に変わったというか。試合で、90分の中で持つ体力レベルが上がったというのは、本当に肌で感じました。




