どこに住んでいても全国各地から様々なグルメをお取り寄せできる便利な世の中です。冷凍ラーメンもその1つ。特に、累計2億食以上を販売するキンレイの「お水がいらない」シリーズは、具材・麺・スープがひとつに冷凍され、温めるだけで簡単に専門店ならではの味が家庭で楽しめるという優れものです。
「お水がいらない」シリーズにラインナップされているのが、中国地方・広島のラーメンどころでもある、「尾道ラーメン」です。商品化には、現地で何杯も食べ歩き、尾道ラーメンへの理解を深めるなど、こだわりの味に仕上げるための苦労も多かったよう。


今回はそのルーツをたどるべく、本場の「尾道ラーメン」を味わうため、関西を発ち、広島県尾道市へ。そこで実際に訪れた名店3軒の味を実食レポートします。
鶏ガラと尾道ならではの瀬戸内の魚介類でとった透き通ったスープと、背脂のミンチを散らしてあるのが特徴の、尾道ラーメン。その他、具材の基本となるのは、チャーシュー・メンマ・ネギといったところです。
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ではさっそく、尾道ラーメン巡りをスタート。1軒目に訪ねたのは、かつては屋台で営業をしていたという、創業70年以上の老舗「つたふじ」です。
いくつかある、尾道ラーメンの起源と言われるお店の一つ。土地勘がなかったので尾道駅からタクシーを利用したのですが、ワンメーターで行けるくらいの距離でした。
のれんに中華そばと書いてあるだけで、「尾道ラーメン」などと書かれたのぼりも何も立ってません。しかし、有名店です。
すいている時間を狙って行きましたが、それでも30分ほどは並びました。入り口には撮影禁止のステッカー。
お店はカウンターで10席ほどですが、皆さん黙って目の前のラーメンに向き合っておられます。
私が注文したのは中華そば(800円)。麺が黄色い中華麺で、上に乗っているチャーシューは少し水分少なめ。歯応えを感じられます。





