温泉宿で出会う癒やしのアートと旅の魅力 「美作三湯芸術温度2025」を訪ねて (2)奥津編 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

温泉宿で出会う癒やしのアートと旅の魅力 「美作三湯芸術温度2025」を訪ねて (2)奥津編

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 岡山県北部にある湯郷・奥津・湯原の温泉地『美作三湯』では、旅館やホテルを舞台に、県内外のアーティストが作品を制作・展示する回遊型アートイベント『美作三湯芸術温度2025』が開催されています。

 このたび、お笑いコンビ「チキチキジョニー」(岩見真利さん、石原祐美子さん)と、ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサさんが現地を訪れ、同イベントで感動や発見といった「温度」を感じつつ、まちの名所も満喫しました。第2回は、鏡野町にある奥津温泉を巡ります。

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 奥津渓近くにある奥津温泉。美肌効果が高いとされるアルカリ性単純温泉の泉質を持ち、とろりとしたお湯の感触が特徴的な温泉地では、5か所の宿泊施設で、「美作三湯芸術温度2025」のアートが展開されています。

染谷悠子さんの作品

 まず3人が訪れたのは、歴史を感じる温泉宿「池田家 河鹿園」。自家源泉掛け流しの極上のぬる湯と吉井川の景色が絶景のお宿に入ると、染谷悠子さんの作品に出会います。和紙に淡い色で花々を描いたアートを前に、チキチキジョニー岩見さんは「優しさに癒されます」と話していました。

染谷悠子さんの作品。横から見ると立体的にも見えます

 宿の奥へ進み、30~40年前にはダンスホールとして使われていた部屋へ。そこに置かれていたのは、北川太郎さんと長谷川さちさんによる石の彫刻作品です。河鹿園によると、アーティストから『今は使われていない“整っていない場所”に作品を置きたい』との要望があったそうです。その結果、作品によって空間は凛とした雰囲気に変貌しました。

北川太郎さん&長谷川さちさんの作品

 道をはさんで向かい側には、昭和レトロの雰囲気を醸し出す、自家焙煎を専門とする珈琲店が。ここにあるのが、小野耕石さんによるシルクスクリーンのアートで、立体感があり宇宙を感じさせる作品。実は前出の染谷悠子さんとはご夫婦ということもあり、サマンサさんは「お互いリスペクトしあっているのでは」と感じたようです。

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