【神戸・北野発】有名3パティシエらによる新洋菓子ブランド誕生 23日、第1弾商品を発売

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 人気スイーツを手がける「LE CHOCOLAT DE H」「アンテノール」「パティシエ エス コヤマ」のパティシエらが神戸・北野を拠点に新ブランド「ザ・ガトーブラザーズ」を立ち上げ、第1弾商品を23日(金)から発売する。北野は明治期以降、外国人が居住し、日本の洋菓子文化発信地の1つとなってきた。今回の新ブランド設立は、そんな歴史的背景を踏まえつつ、神戸スイーツの伝統を次代へつなぐ目的も込めているという。

 ブランド名「ザ・ガトーブラザーズ」には、「ともに洋菓子文化の未来を紡ぐ、兄弟のような関係でありたい」という思いを乗せた。ロゴには、ブランドを担う3人の洋菓子職人がコック姿で大きな蓋(クローシュ)を担ぐイラストが描かれている。

洋菓子の新ブランド「ザ・ガトーブラザーズ」ロゴ

「ザ・ガトーブラザーズ」の第1弾商品「NOSTALGIA(ノスタルジア)」。3個入りの「アソート」(右)と6個入りの「プライム」(左)の2種類

 一番左に描かれているのは、世界的なショコラティエで、ショコラ専門店「LE CHOCOLAT DE H」(東京都目黒区)オーナーの辻󠄀口博啓さん。辻口さんは、日本の素材にこだわったチョコレートで国内外に多数のファンを持ち、閉校した小学校校舎を利用して一昨年、北野で開業した食の複合施設「神戸北野ノスタ」(神戸市中央区)にも店舗を持つ。

辻󠄀口博啓さんと受賞の様子

 イラスト中央の職人は、1978年に北野で誕生した洋菓子ブランド「アンテノール」を擁する洋菓子カンパニー「エーデルワイス」(同区)創業者の比屋根毅さん(故人)。比屋根さんは、「日本一の洋菓子をつくる」という決意を持ち、高度経済成長期から日本の暮らしに洋菓子を定着させてきた立役者だ。現在、アンテノールは全国の百貨店を中心に39店舗を展開している。

比屋根毅さんと「アンテノール」1号店(当時)

 そして、イラスト右は人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(兵庫県三田市)の創業者・小山進さん。小山さんは、比屋根さんの“弟分”で、かつて神戸市灘区にあった「スイス菓子 ハイジ」創業者の前田昌宏さん(故人)の弟子だった。小山さんは比屋根さんからも毎月のように激励の電話をもらっていたという。辻口さんもまた、これらのつながりの中で若い頃から切磋琢磨し、腕を磨いてきた。

小山進さんと大ヒット商品「小山ロール」
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