《Expo Legacy》オーストリア館・ベーゼンドルファー製ピアノ“究極のピアニッシモ”姫路へ

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 昨年、大阪・関西万博を視察した清元秀泰・姫路市長ら市幹部らが、このピアノに魅了され、同年5月に世界遺産・姫路城と、ウィーンのシェーンブルン宮殿が“姉妹城”提携を結んだ(※)ことから「文化交流の象徴に」と購入を検討。
 地域文化振興のために市内の電気設備業・ハヤカワグループからの寄付金をもとに譲り受けた。

◆ピアニスト・久元祐子氏「万博開幕以来、ひさびさに会えた」〜ベーゼンドルファー・アーティスト

ベーゼンドルファーへの思いと歴史背景を語る久元祐子氏

 この日、「ベーゼンドルファー・アーティスト」の称号を持つピアニスト・久元祐子氏(国立音楽大学・大学院特任教授)を特別ゲストに迎え、シューベルトやリスト、ブラームス、ヨハン・シュトラウスの名曲を披露。

アクリエひめじに納品されたグランドピアノ 葛飾北斎と浮世絵自体へのオマージュを感じることができる〈2026年2月22日撮影 兵庫県姫路市〉

 満員となったアクリエひめじ・大ホールの観客約2000人を魅了した。また、兵庫県出身の若手ピアニスト4人との共演では、姫路城と世界の5つの姉妹城を名曲でめぐるプログラムも企画された。

開演前からアクリエひめじ・大ホール前は長蛇の列に〈2026年2月22日 兵庫県姫路市〉

 久元氏は、ベーゼンドルファー社製のピアノについて「ウインナー・トーンと呼ばれる、独特の柔らかで優しい音色が特徴。南アルプスのチロル地方にある樹齢90年のスプルース(トウヒ/唐檜)を新月の夜に伐採し、5年間の自然乾燥させるなどして、1台を製作するのに100年費やすといわれる。ウィーンの香りを伝え、“究極のピアニッシモ”を感じることができる」と高く評価。

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