瀬戸内海に春を告げる、イカナゴのシンコ(稚魚)漁が3月17日、播磨灘(兵庫県南西部)で始まった。
兵庫県水産技術センター(兵庫県明石市)によると、シンコの産卵量、稚魚の分布量ともに、播磨灘など3海域で平年を大幅に下回る厳しい見通し。

不漁予測は2017年以降、10年連続。播磨灘では昨年3月12日にシンコ漁が解禁されたが、1日で終漁となった。
大阪湾では一昨年(2024年)から3年連続で自主的に休漁している。
この日、林崎漁港(同県明石市)で水揚げされたシンコの初競りでは、1籠(約25キロ)あたり約13万円の値が付いた。昨年の初日は7籠あまりしか取れず、1籠20万666円の過去最高値が付いた。

兵庫県によると、シンコの漁獲量は2016年までは1万トンを超えていた。しかし、2017年に前年比1割以下の1001トンに急減。以降、2020年は142トン、2021年は1467トン、2022年は1665トン、2023年は1209トン、2024年は25トン(過去最少)、2025年は63トンとなっている。
こうしたことから、資源保護のため2024年は解禁初日、昨年は3日間で漁が打ち切られた。




