最後に訪れたのは、坊勢島。坊勢漁業協同組合の上田章太さんによると、坊勢では、春の「華姫さわら」、夏の「白鷺鱧」、秋冬の「ぼうぜ鯖」など、季節ごとにさまざまな魚介類が水揚げされるといいます。
漁協では漁業見学体験ツアーも実施しており、実際に漁の様子を見学できるほか、エサやり体験をすることができます。「食べるだけでなく、“とる”現場を知ってほしい」と、上田さん。漁業の島ならではの取り組みです。
一方で、「イカナゴやアナゴの不漁など海の変化も感じている」といいます。それでも島の人たちは、魚の魅力や漁業文化を次の世代へ伝えようと挑戦を続けています。


家島本島、そして、坊勢島。船で渡った先には、美しい景色だけでなく、島で暮らす人たちの営みや歴史がありました。
銀の馬車道をたどる旅は、海で終わりではありません。その先の島々まで足を延ばしてみると、姫路の新たな魅力に出会えるかもしれません。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」より





