夏の定番食として昔から親しまれてきた「そうめん」。冷やしためんをつゆで食べるイメージが強いですが、近年は季節を問わず楽しまれているとか。また、海外でも注目を集めているといいます。こうした「そうめんを取り巻く変化」について、食材株式会社高田商店(兵庫県たつの市)の国産食品部・佐伯美祐さんと川崎梨江さんに聞きました。
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佐伯さんは「かつては『夏の食べもの』という認識が圧倒的多数だったが、最近は年間を通して食べられている印象」と話します。コンビニやスーパーでは冬は温かいにゅうめん、夏はぶっかけタイプなどの商品が並び、インターネットや動画サイトでも「担々麺風」「韓国風」「アジアンテイスト」等、アレンジレシピが数多く紹介されています。
そうめんが見直されている理由については、「短時間で調理できる手軽さ」「保存性が高くローリングストックにも適している」ことが挙げられ、昨今のライフスタイルの変化に合った食材と言えそうです。
「近年は海外で日本食への関心が高まり、ラーメンをはじめとする日本の麺料理が親しまれている」と佐伯さん。そうした背景からそうめんも世界各国へ広まりつつあり、フランスやアメリカを中心に人気を集めているようで、味だけでなく製法や歴史にも関心が寄せられているとのこと。
実際にフランスではわさびオイルで和えたそうめんにカラスミを添え、高級レストランの前菜として提供される例も。カザフスタンでは馬肉のミンチを合わせるなど、それぞれの食文化に合わせた食べ方が生まれています。
しかしながら、意外にも「そうめん」という名称は海外であまり知られておらず、その認知度を高めることが課題のひとつだといいます。
川崎さんは「展示会では食べ方や調理方法、手延べならではの特徴まで丁寧に伝えるよう心掛けています。現状、物自体については分かりやすように“日本の細いヌードル”と紹介しています。この食べ物が『そうめん』という名であることをもっと認知してもらえれば」と話し、インタビューを締めくくりました。

(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」2026年6月28日放送分より





