海がきれいになり過ぎると「生物が棲みにくくなる」←なぜ? 瀬戸内海に発生中の“深刻な問題”とは

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 かつて工場排水や生活排水によって深刻な水質汚染に見舞われていた瀬戸内海だが、水質改善により美しい状態を取り戻したという。ところがいま、その「きれいな海」で新たな問題が発生しているという。

 そこで、ラジオ関西では番組にて「海づくり」をテーマに取り上げ、“SDGsの目標14”に掲げられている「海の豊かさを守ろう」に紐づけ、誰しもにとって豊かな海を実現するためにはどうするべきか、兵庫県水大気課の森谷一徳さんと兵庫県地球温暖化防止活動学生推進員の北村小夜さんに詳しく話を聞いた。

(左から)パーソナリティーの三上公也、兵庫県地球温暖化防止活動学生推進員の北村小夜さん、兵庫県水大気課の森谷一徳さん

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 森谷さんは「いまの瀬戸内海は、皮肉にも『生物が棲みにくくなるほどの水準』まできれいになった。どういうことかというと、海中の生物にとって必要な栄養が失われている状態」と話す。その影響としてはイカナゴをはじめとする漁獲量減少や、海苔の商品価値下落の一因となるアマモや海藻の色落ちなどがある。

 その解決策として「海を守る活動」が開始されている。これは地域団体や漁業者を中心とし、海の清掃活動や魚の住みかとなる海草が生えた藻場を増やす取り組みだという。森谷さんは「人の手が程よく関わりながら、地域で共存していくことが大切」と話した。

 兵庫県と連携して環境問題などに取り組む北村さんは、活動をおこなう中で「そもそも海のことを知らない人が多い」ということに触れた。

 北村さんによると、海をより身近に感じるためには「生活の中で1秒だけ海に関心を持つ」ことだと述べた。具体的には、「地元の魚を食べる」「マイボトルを持ち歩く」「通勤通学中の海を眺める」など。そうすることで、人間の生活には海が関わっていることを知ってほしいと語った。

 ほかにも兵庫県内では、海づくりに取り組む団体を中心に「海岸清掃の活動」「おさかな教室 」「潮干狩り」などを各地で開催しているとのこと。

 令和5年には漁業者・団体・企業・行政などが連携して取り組む「ひょうご豊かな海づくり県民会議」という組織を設立し、海に関連したイベントもおこなう。

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 海が身近なエリアだからこそ見える課題がある。SDGsが叫ばれる現代において、未来に向けた「海づくり」を一人ひとりが考えることは課題解決の糸口となるのかもしれない。

※ラジオ関西「三上公也の朝は恋人『つながるHYOGO、ひろがるSDGs』」2026年7月6日放送回より

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