生理痛のVR装置、「集中できないPC」も 生理・PMSの「隠れ我慢」を疑似体験 なんばで企画展

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 生理などで体調不良の人が「隠れ我慢」をしていることを知り、周囲の人への理解を深めてもらおうとの企画展「違いを知ることからはじめよう展 in 大阪」の報道関係者向け内覧会が25日、大阪市中央区のなんばCITYガレリアコートで開かれた。企画展は生理やPMS(月経前症候群)に伴う症状やつらさには個人差があり、日常生活にもさまざまな影響があることを広く知ってもらう目的で、漢方薬大手「ツムラ」(東京都港区)が2021年から取り組む「#OneMoreChoice プロジェクト」の一環。企画展は入場無料で、25日は午後8時まで、26日は午前11時から午後7時まで。

企画展「違いを知ることからはじめよう展 in 大阪」(大阪市中央区のなんばCITYガレリアコート)

 昨年の東京に続き、大阪は2カ所目の開催となる。会場では、関西在住者を対象に実施した「生理・PMSや“隠れ我慢”に関する意識と実態調査」の結果をパネルで紹介。調査は7月上旬インターネットで実施し、生理を経験したことがある20~60代の女性500人と、同年代の男性500人の計1000人が回答した。

 調査では生理・PMSに伴うつらさを感じた際、我慢していつも通りに仕事や家事、学校生活を続けた経験がある人が68.2%に上った。また、生理・PMSに伴う症状やつらさを周囲に伝えにくいと思ったことがある人は66.8%、つらさや度合いが人によって違うことを知ってもらいたいと考える人は87.1%だった。ツムラは、心身の不調を我慢していつも通りに仕事や家事などを行うことを「隠れ我慢」と定義している。

展示の様子

 一方、症状によって「いつも通りにいかない」状態を体験できる展示も用意。「頑張りたいのに集中できないパソコン」では、文字が揺らいで画面が眺めにくい状態を、「倦怠感ですこし歩くのも疲れるコート」を羽織ると体全体におよぶだるさを、「身体が重だるくて起き上がることが難しいベッド」では布団をめくるのもままならない状況を、それぞれ体験できる。

 また、生理痛を疑似体験できるVR装置「ピリオノイド」も登場。腹部に電極パッドを貼り、電気刺激によって生理の際に子宮が内側に向かって絞り込まれるような痛みや鈍痛を再現する装置で、試した男性の1人は、「こんなに痛いとは。痛みで背筋を伸ばせない」と驚きの声を上げていた(体験は20歳以上が対象で、当日整理券配布。整理券がなくなり次第、受け付け終了)。

「頑張りたいのに集中できないパソコン」
「倦怠感ですこし歩くのも疲れるコート」
「身体が重だるくて起き上がることが難しいベッド」
生理痛を疑似体験できるVR装置「ピリオノイド」を付けた男性

 そのほか俳優の井桁弘恵さんらによる「日常の『副音声』」コーナーでは、二次元コードを読み込むと、隠れ我慢の本音を聞くことができ、「心の声が読めるマンガ」では、周囲からは見えにくい本音やつらさを2人の登場人物のやりとりによって紹介。10人へのヒアリングを基に生理前・生理中・生理後の気分の変化をグラフで可視化した「こころの波」も展示されている。

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