シンガーソングライターの中西圭三といえば、「Woman」など自身のヒット曲も数多いが、1991年にZOO、そして2003年にEXILEがカバーして社会現象的にヒットした「Choo Choo TRAIN」で知っているという人も多いだろう。また、NHK『おかあさんといっしょ』の曲など、子どもたちに大人気の作品も手掛けるマルチな才能の持ち主だ。そんな中西がコロナ禍の今、どのように曲作りをしているのか? 「Choo Choo TRAIN」の誕生秘話とともに、フォークシンガー・ばんばひろふみのラジオ番組で語った。
ばんばひろふみ(以下、ばんば) 僕は一度、京都の円山でのコンサートで共演したんですが、あれ以来ですよね。池田聡さんたちも一緒でした。ご無沙汰しております。
中西圭三(以下、中西) ご無沙汰しております。もう4~5年……もっと前かな。
ばんば 実家が岡山ということですが、大きな水害がありましたね。
中西 そうですね。なかなか大変でした、ほんとに。まあ、今なんとか復興が進んでますが、まだまだですね。
ばんば さて、中西さんといえば「Choo Choo TRAIN」。これは世代、年代を超えてヒットし続けているスタンダードみたいになってますね。もう、みんな知ってるんじゃないかな。
中西 2003年にEXILEの皆さんにカバーしていただいたということで、まぁ、そこからホントに爆発的に、ちっちゃなお子さんまで知っていただくような状況が生まれましたね。歌い継ぐって、すごいんだなと思いました。
ばんば 作者としてはダンスと一体化していくというイメージはあったんですか?
中西 やっぱり、1991年に最初に作ったときが、海外の音楽シーンの中でも黒人を中心に音楽とストリートダンスが出会うという、歴史的にも貴重なタイミングだったんですね。そのときに、「早くこういうのをやりたい!」と思っているところでZOOという表現者の皆さんと出会ったんです。それがすごくラッキーなことだったと思うんですが、彼らはある意味では、ストリートダンスをずっとやってきた人たちで、そういう香りのするダンスボーカルユニットって、なかなか周りにはいなかった。
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