「森友学園」補助金詐欺事件、夫妻に続き大阪地検も控訴 舞台は控訴審に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「森友学園」補助金詐欺事件、夫妻に続き大阪地検も控訴 舞台は控訴審に

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 学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件で、大阪地方検察庁は4日、詐欺の罪などに問われた前の理事長、籠池泰典被告(67)と妻の諄子被告(63)に対する2月19日の1審・大阪地裁判決を不服として控訴した。

 1審判決では泰典被告が懲役5年の実刑判決、諄子被告が一部無罪の上、懲役3年、執行猶予5年。2人はすでに控訴している。検察側は懲役7年を求刑していた。

大阪地検
無罪主張の籠池夫妻に対し検察側はいずれも懲役7年を求刑していた

 泰典被告は先月21日の保釈後「国策捜査の筋書きに沿った判決だ」などと判決を批判していた。
2人は大阪府豊中市の国有地で予定された小学校の建設費を水増しし、国の補助金約5,600万円を詐取したほか、学園などが運営する幼稚園の教員の数などを偽り、大阪府や大阪市からの補助金合わせて1億2,000万円あまりを不正に受け取ったとされている。

 1審判決は泰典被告が中心的な役割を果たしたと認定し、無理な資金計画を補助金詐取で補ったと指摘、諄子被告については大阪府と大阪市の補助金詐取について故意や共謀はなく無罪とし、泰典被告に同調した部分が大きく「刑事責任は一段低い」としていた。

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