鉄アナ・羽川英樹の連載「行ってきました!」。19回目の今回は、今年4月15日で開業111周年を迎える関西の私鉄、京阪電車から、滋賀県内の「坂本比叡口」駅と「石山寺」駅間を走る「石山坂本線(いしやまさかもとせん)」にスポットを当てます。ではいきましょう! 出発進行!
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滋賀県の大津市内を走る京阪・石山坂本線。起点となる「坂本比叡山口」は比叡山や日吉大社の門前町として栄えました。ここから浜大津を経て石山寺までの14kmには、歴史・観光スポットと桜の名所が数多く点在しているのです。
難読駅名「穴太(あのう)」を過ぎると、左側の眺望が急に広がり、琵琶湖や近江富士(三上山)を見渡すことができます。
次の「近江神宮前」は天智天皇がまつられ、かるたの聖地・時計発祥の地としても知られる近江神宮の最寄駅。また錦織車庫があり、石坂線在籍車両のねぐらとなっています。
「京阪大津京」はかつては<皇子山>という駅名でした。しかしここでJR湖西線の「大津京」駅と接続するため、わかりやすいよう駅名を変更したのです。
次の「大津市役所前」は皇子山総合運動公園陸上競技場や大津市歴史博物館の最寄駅ですが、市役所向かいにある<とんかつ棹(たく)>がとにかくボリューム満点でうまいんです。キャベツのタワー盛りにびっくり。
「三井寺」は、最寄りのお寺がそのまま駅名に。正式には長等山園城寺といい、近江八景のひとつ<三井の晩鐘>といわれる大きな鐘で有名です。
また駅近くの琵琶湖疏水沿いの桜の美しさは格別。この琵琶湖疏水では京都・南禅寺までの観光船(びわこ疏水船)も運行されます。
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