大阪府と大阪市が、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店に時短営業を求めた3月1日以降、要請に反して▼職員5人以上▼午後9時以降の会食をした職員と教職員計2356人がルールに違反して会食をしていたことがわかった。大阪府はこの期間、会食は4人以内とするよう府民に呼び掛け、このうち大阪市内では飲食店に対して午後9時までの営業時間短縮を要請していた。こうした事態を受け、井戸敏三・兵庫県知事は28日の記者会見で「(大阪府・市のルール違反は)結構、数が多い。まさかウチ(兵庫県)がそうではないと思うが、念のために至急、職員同士の会食について調査する」と表明した。
井戸知事は、「兵庫県では4人を超える会食の自粛をお願いしてるわけではなく、『4人単位で』対応してください、とお願いしているので、条件は少し違う。例えば5人で会食をしていればアウト、という話ではなく、会食自体が問題ではない。(時短要請の時間を超えるなどの)違反行為をしている場合を除き、原則的に匿名での調査になる」と説明した。
また神戸市の久元喜造市長は、28日の臨時会見で、調査はせず「近隣の自治体であった規模の会食があったことが判明すれば、感染の有無に関わらず、これまでの懲戒処分にとらわれない厳しい処分をする」と述べた。