ダムや橋、高速道路、歴史的な施設などインフラ施設を巡るインフラツーリズムが注目されるなか、兵庫県はこの夏、普段立ち入ることができない北播磨地域で建設中の高架道路の工事現場や、飛行場跡をめぐる迫力満点のインフラツアーを開催する。
企画したのは兵庫県北播磨県民局加東土木事務所。ツアーでは加古川市、三木市、小野市を結ぶ自動車専用道路「東播磨道」(全長およそ12km、2024年全線開通予定)の工事現場で巨大な橋げたや工事用機械を間近に見学し、橋がかけられるまでの過程や道路の役割を学ぶ。
また、戦争に関わる遺跡が残る鶉野飛行場跡(加西市)では、戦闘機「紫電改」実物大模型や防空壕等を見学する。
開催日時は8月19日(木)午前8時30分から。JR市場駅集合で午後1時ごろ解散予定。参加対象は小学校3年生から6年生までの児童とその保護者。参加費用は、1人1000円。定員は20人で、申し込みは7月23日(金)まで、FAX・ハガキ・メールで受け付け。応募者多数の場合は抽選。
巨大な構造物のダイナミックな景観を楽しんだり、今しか見られない工事風景など“非日常”を味わうことができるのがインフラツアーの醍醐味。加東土木事務所では2019年度からインフラツアーを開催しており今回で3回目となる。担当者は「ツアーを通じて土木の仕事に親しみと興味をもってもらいたい」と話す。
応募などイベントに関する問い合わせは、事務局、電話079-564-1266(平日午前10時~午後5時)まで。
なおイベントについては、荒天や新型コロナウイルス感染症の発生状況によっては、中止になる場合もあるとのこと。また、ツアー中はマスク着用、バス内は間隔を空けるなど、感染防止対策をとったうえで実施される。