認知症との向き合い方とは コミュニティーの場で悩みを共有 「地域の皆さんのあたたかい手が必要」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

認知症との向き合い方とは コミュニティーの場で悩みを共有 「地域の皆さんのあたたかい手が必要」

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 2018年『R-1ぐらんぷり』(現『R-1グランプリ』)王者で、「ひょうごユニバーサル大使」を務める“盲目の漫談家”濱田祐太郎が、「ユニバーサル社会」について考えるラジオ番組に出演。番組テーマとなった「認知症」との向き合い方について、自らの思いも明かした。

 11月16日に行われた【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】(ラジオ関西『PUSH!』内)20回目の放送では、「加古川認知症の人と、家族・サポーターの会」(通称「加古川元気会」)代表 岡田義則さん、会員の原戸和代さんがゲスト出演。濱田、ラジオ関西の林真一郎アナウンサーとともに、「認知症」の現状とその対応に関するトークを展開した。

「濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信」生放送の様子

◆「どこに認知症について相談していいかわからない」という悩みから会を立ち上げ

【林真一郎アナウンサー(以下、林アナ)】 まず、「加古川元気会」について、岡田さん、教えていただけますか?

【岡田義則さん(以下、岡田さん)】 認知症になった方のケアや認知症や医療、介護についての勉強会を行い、「認知症」に関して知ること。また、加古川元気会のメンバーそれぞれが持っている「認知症」にまつわる悩みなどを共有し、“話し合い助けあっていくコミュニティーの場”として活動しています。

【林アナ】 発足されたきっかけはなんだったんですか?

【岡田さん】 前の代表の奥様が若年性認知症を発症されたときに、大変いろんなことに苦労された経験があり、2010(平成22)年にこの団体を発足されました。当時、まだ「若年性認知症」について、「どこに認知症について相談していいかわからない」「周りに相談できる知り合いがいない」という悩みを抱え、立ち上げました。

【林アナ】 原戸さんが入られたきっかけは何かあったんですか?

【原戸和代さん(以下、原戸さん)】 2014(平成26)年に、当時63歳だった主人が若年性認知症と診断されました。認知症と診断されるまで、1年ぐらいいろんな病院を点々としましたが、「脳」の検査はしていなかったんです。「MCI」という認知症の前の軽度認知障害の状態で、現状維持か認知症になっていくか半々という段階でした。現状維持にしようといろいろと試しましたが、認知症は進行していきました。当時、行政に相談に伺ったときは、「若年性認知症」について認識が薄く、欲しかった答えが得られなくて、毎日パソコンでどこに相談したらいいか調べていたところ「加古川元気会」に出会い、2016(平成28)年に入りました。


※ラジオ関西『PUSH!』2021年11月16日放送回【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】より


【放送音声】

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