兵庫県南西部の相生市や赤穂市、岡山県南東部の瀬戸内市や備前市は、カキ(牡蠣)の名産地としても知られている。
そのうちの1つ、備前焼でも知られる岡山県備前市では、伊里のカキに注目。
「ここのカキは、味が濃厚で甘みが強いのが特徴です」と語るのは、備前市・伊里漁業協同組合の代表理事組合長を務める、奥中勉さん。
作業スペースでは、大量のカキを地元の女性たちが手際よく殻をむく。その様子は圧巻で、スピードを計ってみると7秒で1つのペースには驚きだ。
毎朝カキいかだから水揚げして、その日のうちに出荷する伊里のカキは、鮮度抜群。ふっくらした大きな身は、加熱しても縮まないのが魅力。アツアツの焼きガキはいくつでも食べられそうだ。
伊里漁業協同組合の直売所では、カキの他にも、瀬戸内で取れた旬の海産物が勢ぞろい。この時期は、ヒラメ、ゲタ(舌平目)、アジなどをはじめ、普段スーパーなどでは見られないような珍しい魚も並ぶという。
また、日曜日には、20年以上続く「真魚市(まないち)」が開かれている。漁協直営ならではの、鮮度と価格が醍醐味の海産物だけではなく、野菜やパンなどのいろいろな店が並ぶ。
◆伊里漁業協同組合
電話 0869-67-0016
【「真魚市」HP(伊里漁業協同組合)】
※ラジオ関⻄ 2022年1⽉21⽇「現地中継」より