◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.69
おおさか東線(JR西日本)は主に城東貨物線の線路を活用して、2008年3月に放出~久宝寺間が開通、そして11年後の2019年3月に新大阪までがつながり、全通となりました。現在全14駅のうち9駅で他の路線と接続するため、東西の連絡がよく、大阪モノレールと同じような役割を果たしていますが、沿線住民以外は普段あまり乗らない路線なんです。
しかし、ここへきて急に注目を集めているのは、この春のダイヤ改正で今、走っている201系がこの路線から完全に姿を消してしまうからです。製造開始から約40年、長年にわたって京阪神を結ぶ普通列車としてスカイブルーをまとって活躍し、その後、うぐいす色でおおさか東線を走ってきました。
そこで新大阪~久宝寺の20.2キロメートルの沿線風景をたどりながら、おおさか東線での201系最後の姿を追ってきました。
「新大阪」2番ホームから日中は15分おきに走る、久宝寺行。しばらくは梅田貨物線と線路を共用しながら、右のJR京都線と並行して走ります。すぐ、右手に東淀川駅が見えていますが、この駅は、おおさか東線には設けられていません。
その後、共用していた梅田貨物線と線路を分かち、右にカーブして「南吹田」。そして高架工事中の阪急京都線をくぐれば「JR淡路」。かつて菅原道真が淡路島と間違って上陸したことから、その名がついたとか。阪急の淡路とは300メートルで接続し、その間に連なるのは、東淡路商店街。JRの駅前にはミシュラン一つ星の「千成寿司」、そして阪急淡路側には人気のお好み焼き店「2代目ぼん太」があります。ちなみに、この阪急京都線の高架工事は崇禅寺~上新庄間で行われていますが、まだしばらく時間がかかりそうです。
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