『ウサギの耳が長い理由』←「聞くため」だけではありません “もう一つの役割”を飼育員が解説 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『ウサギの耳が長い理由』←「聞くため」だけではありません “もう一つの役割”を飼育員が解説

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 コロナ禍で在宅時間が増えたことから、新たにペットを飼う人が増えたといわれています。その影響もあってか、兵庫県南あわじ市の農業公園「淡路ファームパーク イングランドの丘」の来園者が動物について質問できる「質問回収ポスト」には、ウサギに関する質問が増えているそうです。

(写真提供:淡路ファームパーク イングランドの丘)

 犬や猫に次いで人気のペット・ウサギについて、「イングランドの丘」飼育員の後藤さんに聞きました。

――イングランドの丘では、世界各国のウサギが飼育されているとか。

【後藤さん】 イングランドの丘の「ラビットワーレン」という施設では、世界各国7品種、約20匹のウサギを飼育しています。現在、感染予防対策として休止していますが、本来であればウサギやモルモットに触れ合うこともできます。

――どういった質問が多いですか?

【後藤さん】 最近ウサギに関する質問を多くいただきます。中でも「なぜウサギの耳は長いの?」といった内容の質問を。ふだん何気なく見ているウサギの長くて大きな耳ですが、言われてみると確かにそうですよね。 じつは、ウサギの耳には自然界で生き残るために進化した機能が隠されています。

(写真提供:淡路ファームパーク イングランドの丘)

【後藤さん】自然界には、肉食動物、猛禽類、ヘビなど、ウサギの天敵がたくさんいます。そこで、天敵が近づく音をすばやく察知して危険に気づけるように、収音器としての機能が特に発達しています。

さらに、左右それぞれの耳をアンテナのように別々の向きに変えることができるので、どの方向から天敵が近づいてきているのかを探ることもでき、いち早く逃げることができるのです。

(写真提供:淡路ファームパーク イングランドの丘)
(写真提供:淡路ファームパーク イングランドの丘)
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