◆これ食べなまりりん!〈27〉
ラジオパーソナリティ・田名部真理さんが届けるグルメコラム「これ、食べなまりりん!!」今回は、日本一の酒どころ・灘五郷(兵庫県神戸市)に今年の春オープンした新たなスポットを、店長のインタビューを交えて紹介します。
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こんにちは。ラジオパーソナリティ“たべなまりりん”こと、田名部真理です! 日本一の酒どころとしても有名な灘五郷。その一角「御影」に、今年4月、灘五郷26蔵の日本酒が楽しめる、新たなスポットが誕生しました。その名も「灘五郷酒所(なだごごう・さけどころ)」。番組に代表の坂野雅さんをお迎えし、お話を聞きました。
「灘五郷酒所」は、灘五郷(西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷)26蔵、約50種の日本酒と「旬、地元、相性、発酵」をテーマにした食が楽しめる元酒蔵の飲食店です。3年前まで実際に酒造りが行われていた、500余年の歴史を受け継ぐ剣菱酒造の酒蔵を、若者も気軽に入れるようオープンなカウンターのみの空間に改装して開店しました。
灘五郷の日本酒は、六甲山系の山のミネラル・海のミネラルを多く含んだ「宮水」を使用しているため、力強い発酵から生まれたくっきりと個性あふれる味わいが魅力。「男酒」とも呼ばれ、昔から食中酒として食べ物との相性が良いとされています。肉や魚など相手を選ばず、今でいうところの「ペアリング」が楽しめます。
そうした特徴から、灘五郷酒所の一番人気は、日本酒とそれに合う“アテ”のセット『酒所セット』(2400円)だそう。灘五郷の日本酒5種とそれに合うアテが3皿。アテは、芦屋の自然派料理「amasora」監修のもと、季節ごとに内容が変わります。
ちなみに7・8月は「茄子と完熟パプリカの生姜和え&櫻正宗『生一本』」「淡路島元気鶏とズッキーニのジェノベーゼ&大関『辛丹波』沢の鶴『山田錦』」「淡路ハモ山椒南蛮漬け&日本盛『特選』白鶴『特選』」。