日本一入りにくい弁当屋!? 勇気を出して入ってみた 神戸「ネオン街の手作り弁当 乙(おと)」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本一入りにくい弁当屋!? 勇気を出して入ってみた 神戸「ネオン街の手作り弁当 乙(おと)」

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 ラジオパーソナリティ・田名部真理さんが届けるグルメコラム「これ、食べなまりりん!!」今回は神戸市兵庫区に昨年オープンした、世界観が不思議すぎる「お弁当屋さん」をご紹介します。

 そのお弁当屋さんの名は「ネオン街の手作り弁当 乙(おと)」。かつて花街として栄えた福原・柳筋の路地裏、スナックビルの2階にある。黒服のおじさんの訝(いぶか)しげな視線を感じながらもたどり着くと、1階部分の壁面に蛍光ピンクで彩られた「しゃもじ」に『乙』の文字を発見。

2階へと続く階段
壁面には蛍光ピンクで彩られたしゃもじ

 謎解きゲームもびっくりのわずかなサインに導かれ階段を上がるが、お弁当屋さんらしき店舗は見当たらない。不意に「スナックじゅん」の黄色い看板が目に入る……。と、そこには、およそこの場所に似つかわしくないかわいいおかめちゃんの小さな立て看板が鎮座している。

かわいらしいおかめちゃんの立て看板

「ここか!」と安堵したのもつかの間、扉を開けようとしたらそこには「会員制」の文字が……。これはまさに「開けづらい」。無理……。

入り口の扉には「会員制」の文字

 心が折れそうになるも、勇気を出して扉を開けてみると……。カウンター越しの「あ~、こんにちは~」というゆるいお出迎えとともに、かぐわしい炊きたてご飯の香り。エプロン姿の店主・高木優佳(たかぎ・ゆか)さんが笑顔で迎えてくれた。思わずこちらも笑みがこぼれる。

「ネオン街の手作り弁当 乙(おと)」の店主・高木優佳さん

 2021年7月、神戸市兵庫区にオープンした「乙」。「おかめ」という名前の猫を飼っているという高木さん。日本の伝統芸能である狂言では、おかめの面を「乙」と呼ぶことから店名を名付けたのだそう。しゃもじや看板に描かれたおかめイラストも高木さん作だという。

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