吉本興業のお笑いコンビ「紅しょうが」(稲田美紀・熊元プロレス)が火曜パーソナリティを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、兵庫県の特産物「丹波黒」をもとに開発した新品種の黒枝豆「ひかり姫」を紹介しました。
「大粒で甘くておいしい!」と稲田が感想を述べるなか、「枝豆の『さや』に生えている毛が茶色くて長い」という点に着目した熊元。「枝豆はさやまで食べる」と続け、残ったさやをひと口……。スタジオに衝撃が走りました。
枝豆の『さや』は本当に食べられるのか? 黒枝豆「ひかり姫」の研究・育成に携わる、兵庫県立農林水産技術総合センターの杉本琢真さんに話を聞きました。
◆枝豆は『さや』まで食べられる!
「通常は食べないことがほとんど。実際にさやを食べる人に出会ったことはない」と前置きしたうえで、「さやまで食べられる」と話す杉本さん。大豆のようにイソフラボンなどは含まれていませんが、枝豆には美容に良いとされる「ビタミンC」が含まれているのだそう。
◆熊元が着目した枝豆の「毛」
枝豆のさやに毛があるのは、虫を寄せ付けにくくさせるためといわれています。杉本さんによると、「九州沖縄農業研究センターの研究では、『イモムシ(ハスモンヨトウ)に対する抵抗性は毛の有無による』との研究事例がある」とのこと。