牛乳に旬の時期があるのはご存知でしょうか。酪農家や乳業メーカーの努力や工夫もあり、1年中おいしい牛乳を飲むことができます。しかし、乳牛は暑さに弱いため、夏は通常より水を飲むうえ、えさを食べる量が減ります。一方で、冬はたくさんエサを食べ、寒い時期を越えるために脂肪を体内にため込む傾向があるため、栄養価の高さや濃厚さ、旨味が増します。
しかし、牛乳の消費量は寒さとともに減少するため、冬が一番少なくなります。冬休みは学校給食用牛乳の供給が休止することなどから、年末年始は特に牛乳の消費量が減ります。そこで、「冬こそおいしい牛乳を飲んでほしい!」という思いから、ラジオ番組『Clip』(月-木、午後2時30分~)ではおいしい牛乳の飲み方を紹介しました。
◆やっぱり「冷たい牛乳をぐびっ」が最高!?
おいしい牛乳の飲み方は、生産者が一番知っているということで、まずは酪農家さんに聞きました。兵庫県三木市にある西山牧場の代表・西山農さんのおすすめは、冷えた牛乳をそのまま飲むこと。「風呂上がりに飲む一杯が一番おいしい」と話します。さらに、兵庫県赤穂市にある丸尾牧場の牧場主・丸尾建城さんのおすすめも「冷たい牛乳をぐびっと飲むこと」だと言います。料理やお菓子にも使われることが多い牛乳ですが、やはり旨味を一番感じるためには、そのまま飲んでほしいという答えでした。
しかし、牛乳が苦手な子どもが多いということも事実。まずは、しぼりたての牛乳で作ったアイスなどを食べておいしさを知ってほしいと言います。
◆簡単アレンジレシピ「きな黒糖ミルク」
牛乳にはさまざまなアレンジレシピがありますが、その中から、お笑いコンビのからし蓮根がおすすめしたのは、「きな黒糖ミルク」。作り方は、牛乳200ミリリットルを温めて、黒糖大さじ1、きな粉小さじ1を混ぜ、さらにお好みで黒蜜をかけるだけで完成という簡単なレシピ。「ちょうどいい甘さでおいしい。いつ飲んでもいい」と絶賛しました。