旅の醍醐味でもある「ご当地料理」 島根・大田市の地元グルメ『へかやき』『箱寿司』『五色雑煮』を紹介 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

旅の醍醐味でもある「ご当地料理」 島根・大田市の地元グルメ『へかやき』『箱寿司』『五色雑煮』を紹介

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 島根県にはさまざまなご当地料理があり、旅先での醍醐味でもある地元グルメを楽しみに各地へ行かれる方も多いかと思います。そこで、島根県の中央部にある大田市を中心とした地域でのみ食されている料理をご紹介します。

 まず1つ目は「へかやき」。簡単に言うと「魚肉を使ったすきやき」です。"へか"とは農機具の犂(すき)の先の金属部分のことで、これを鍋の代わりに使ったことから「へかやき」と名付けられたと言われています。調理も簡単で、深さ10センチ程度の薄い鉄鍋に、魚(アマダイ、カレイ、ノドグロなど)、大根、白菜、ねぎ、豆腐を入れ、水・しょうゆ・砂糖で煮て完成です。シンプルですが、魚の出汁が野菜や豆腐にしみ込むので、口の中にうまみが広がります。

へか焼き箱寿司(島根PR情報誌「シマネスク110号」から)

 2つ目は「箱寿司」。こちらは10センチほどの木枠を使います。まず、酢飯を敷き詰め、しいたけやにんじんなどの野菜をしょうゆで煮て乗せます。その上からもう一度酢飯を敷き詰め、サンドした状態で上から押さえて圧をかけます。木枠を抜き取って、適当な大きさに切り分けたら、錦糸卵(きんしたまご)やサンショウの葉などを乗せて完成です。お祝いごとでよく食べられており、江戸時代から根付いていたものと言われています。

箱寿司(島根PR情報誌「シマネスク110号」から)

 最後は「五色雑煮」。5種類ほどあると言われる島根県のお雑煮の一つで、お椀に煮た丸餅を入れ、かつおぶしで出汁をとったすまし汁をかけます。最後に、錦糸卵、かまぼこ、のり、かつおぶし、青菜を盛り付けます。シンプルなお雑煮が多い県内では、ひときわ色鮮やかで具だくさんな一品です。

五色雑煮(島根PR情報誌「シマネスク110号」から)

 3品を紹介してくれた島根県大阪事務所の今田さんは、「島根県では現在も全国旅行支援『ご縁も、美肌も、しまねから』しまね旅キャンペーンが実施されていて、12月28日チェックアウト分までが対象となっています。さらに、島根県独自の『冬のおもてなしクーポンキャンペーン』を2023年2月28日まで行っています。プラチナマップを使って島根県内の協賛事業者でお買い物などしていただくと割引や特典を受け取ることができます。ぜひ冬の島根県を楽しんでください」と話しています。

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