祭りや縁日の屋台で食べられる、子どもも大人も大好きなおやつといえば「ベビーカステラ」。どこか懐かしいその味を毎日楽しめるのが、昨年9月にオープンしたベビーカステラのテイクアウト専門店「金のたま」だ。
店は年中無休。とりわけ週末は甘い香りに誘われて、幅広い年代の客が店頭に列を作る。運営する株式会社Life Innovation Japanの代表取締役・木村晋也さんは「特別な日だけでなく、ベビーカステラが食べたいときにいつでも買いに行ける店を作りたかった」と話す。
最もこだわったのは、何度食べても飽きのこないシンプルな味と、焼きたてはもちろん冷めても変わらないおいしさ。材料には厳選した国産小麦と新鮮な卵を使い、甘さは控えめに。従業員とともに試行錯誤を重ねて作り上げたのが、ほかにはない「しっとり」「もっちり」とした食感だ。冷めても生地がかたくならず、むしろ素材のうまみと優しい甘さがよりいっそう引き立つという。
ひと口サイズで食べ歩きにも最適なことから「家に帰るまでに全部食べてしまい、もう1度買いに来てくれたお客様もいらっしゃいました」と木村さん。持ち運びしやすく、保温性の高いパッケージにもこだわりが詰まっている。
定番メニュー「プレーン」（15個入り500円～）のほか、ベビーカステラの新しい楽しみ方も提案している。チョコ、生クリーム、ティラミス、キャラメル、抹茶、黒蜜きなこなど、豊富なラインナップからトッピングを選べる「フォンデュ」（600円～）は、素朴なベビーカステラが本格スイーツに変身。1番人気は黒蜜きなこで、まろやかな甘さとコクが自慢の一品だ。
リピーターが多いことから、“来店すればするほどおトクになる”スタンプカードも好評。店名にちなんだカードは「銅のたま」から始まり、商品を購入してスタンプを貯めるごとに「銀のたま」「金のたま」へと昇格していく仕組みだ。
