コロナ禍で家飲みがすっかり定着した昨今ですが、ビールやお酒に合うおつまみって家だとどうしてもマンネリになりがち。手間もお金もかけず、おいしいおつまみをすぐ食べられるようにと開発されたのが『豆腐小鉢スプーン』。今年2月に発売され、ジワジワと注目されはじめています。
開発したのは、『魚肉ソーセージスタンド』などユニークで便利なアイデアキッチングッズでヒット商品を生み出しているKOKUBO(本社=和歌山県海南市)。なぜこのような商品を作ろうと考えたのか、開発担当者に話を聞きました。
■どこの家にもある食材で 家飲みのおつまみを楽々アップデート!
コロナ禍で、家にいる時間が長くなりすっかり定着した"家飲み"。しかし、家だとおつまみのバリエーションが少なくて飽きる、という悩みも。そこで、KOKUBOが注目した食材が"豆腐"です。タンパク質が豊富で低カロリーな豆腐は、価格も手頃なので家計的にもうれしい食材。
冷やっこ・温やっこだけではなく、具材をのせられるようにすれば味のバリエーションが広がるのではないか、と考えたのだそう。そこで豆腐をくり抜いて小鉢状にすることで、好きなものを自由に盛れると見た目も楽しくなると思い、豆腐をくり抜きやすいスプーンを開発することをひらめいたといいます。
■「豆腐×○○」組み合わせは無限大 50種のアレンジやっこも公開中!
開発担当者が、どのようなものが合うかさまざまな食材を試したところ、オクラや長芋などの野菜、タコやイカなどの海鮮類、納豆やキムチ・チーズなどの発酵食品、漬物、缶詰類のほか、ひじき煮やきんぴら、ポテサラ、肉みそ、カレーといった調理品まで、あらゆるものが豆腐に合うと気づいたそう。そこでKOKUBOでは、大手投稿型レシピサイトで『豆腐小鉢スプーン』の上手な使い方とともに、50種ものアレンジ豆腐を公開しています。豆腐にヘコみがあると具材がきれいに盛れるため、見た目にも“映える”ことからおすすめなのだとか。
『豆腐小鉢スプーン』は、KOKUBO公式オンラインショップで192円(税込・送料別)にて販売中。ほか、大手スーパーや100円ショップ「生活雑貨ワッツ」などでも取り扱い中とのことです。
(取材・文=みねほのか)