丸谷聡子・明石市長「市政運営に緩急を…市民と対話、一緒につくる明石のまち」ラジオ関西・生放送出演 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

丸谷聡子・明石市長「市政運営に緩急を…市民と対話、一緒につくる明石のまち」ラジオ関西・生放送出演

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 5月1日に就任した丸谷聡子・兵庫県明石市長(59)が、ラジオ関西(神戸市中央区)の生放送に出演し、「7万7017票という数(得票率64.74%)の重みを感じる。明石市議選での圧勝、それは市民からの多大なる負託を受けたということ。責任は大きい」と気を引き締めた。

初当選の喜びと、今後の展望を語る丸谷聡子・明石市長<2023年4月24日午後 神戸市中央区>

 出演は市長選当選から一夜明けた4月24日。当選証書の受け取りや記者会見、支援者へのあいさつなどの予定をこなし、8年ぶりにラジオ関西のスタジオに。
 丸谷市長は、日本野鳥の会ひょうごの代表を務めていた2013年から2年間、ラジオ関西のワイド番組内で、野鳥の魅力や生態系の保護などについて、わかりやすく伝えるレギュラーコーナーに出演していた。

当選から一夜明け、泉房穂・明石市長(当時)と会見する丸谷聡子氏<2023年4月24日午前 兵庫県明石市>
市長当選証書を手に「さぁ、これから」<2023年4月24日午前 明石市役所>

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 4月30日の任期満了で退任した泉房穂・前明石市長から後継として出馬を要請されたのは、3月21日。告示まで1か月を切っていた。丸谷市長にとって、予想だにしていなかったことが訪れる。
 「てっきり、泉市長(当時)が出馬するものと思っていたんです」。泉氏から打診を受けた際も、会う前から、むしろ丸谷市長自身が泉氏に退任を慰留しようと思っていたほど。

市長選出馬会見「私は言葉を尽くします。ボトムアップでの市政運営で」<2023年3月25日 兵庫県明石市>

 明石市議会議員を2期務め、「さぁ、3期目の出馬」と、準備を進めていた。ポスターのデザインもできあがり、選挙事務所に据え付けるコンテナハウスも届き、準備万端だった。
 そこで泉氏が発した言葉は、「あなたに、明石の街と市民を託したい」。

 青天の霹靂(へきれき)とはこのことか。でも、泉氏は8年間、市議としての自分を、そこまで見ていたのかと驚いた。「バトンを渡したい」という本気の言葉に、一晩考え抜いたという。

 母親は反対した。自身が5歳の時に父親に先立たれ、幼い妹の世話をしてきた。ヤングケアラーだった丸谷市長。「もう、娘の大変な姿を見たくない」と泣いたという。
 しかし、ある若者の言葉が決め手になった。「一度しかない人生、チャレンジしたらいい」。その若者は、かつて生きるのに疲れ、自ら命を絶とうとしていた。丸谷市長は「人生諦めたらダメ。頑張って生きていこうよ」とエールを送っていたのだ。

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