明智光秀ゆかりの地として注目される兵庫丹波の歴史、日本遺産、文化施設、食文化、地域活性に活動される方を多目的に取り上げる『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』(ラジオ関西)。今回から4週連続で、『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」~荻野直正と城郭』(神戸新聞総合出版センター)の著者・高橋成計さんに話をうかがいます。その第1回となる4月23日放送回では、「丹波の赤井・荻野家について」をテーマに、高橋さんと、「兵庫・神戸のヒストリアン」として活躍する田辺眞人・園田学園女子大学名誉教授がトークを展開しました。(構成:久保直子さん)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【田辺眞人さん(以下、田辺)】 (明智光秀関連の書籍で)今まで赤井家が取り上げられることはなかったですね。
【高橋成計さん(以下、高橋)】 ネット上で取り上げられることはありましたが、本格的にはなかったように思います。地元の方でもご存知ではないのが実状でしょうか。
【田辺】 もともと、高橋さんがこのテーマで書こうと思われたきっかけは?
【高橋】 35年ほど前から、丹波における歴史的な資料を集めていたんです。
【田辺】 ちょうど大河ドラマでスポットが当たりましたが、「荻野直正」、それとも、「赤井直正」、どちらの名で呼んだら良いですか?
【高橋】 歴史をやっているものからすれば、「荻野直正」ですね。
【田辺】 今回は丹波における赤井家・荻野家について、お話しいただきます。元々はどういう一族なんですか?
高橋成計『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」 ~荻野直正と城郭~』(神戸新聞総合出版センター)
定価 本体2,300円+税
発行日 2020年2月
ページ 240ページ
ISBN 978-4-34-301061-2
神戸新聞総合出版センター
https://kobe-yomitai.jp/book/1007/
『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』2020年4日23日放送回