世界遺産・国宝姫路城をシンボルとする兵庫県姫路市。その玄関口であるJR・山陽姫路駅から北へ徒歩1分の路地裏に、「ダダ」の愛称で地元から親しまれる昔ながらの喫茶店がたたずんでいます。1960年に創業した「Cafe LA DaDa(カフェ・ラ・ダダ)」です。同店名物のスイーツが、SNSで話題を振りまいているということで取材しました。
カフェ・ラ・ダダは、手作りのスイーツが評判です。もとはコーヒー専門店として営業していた店を、フレンチレストランなどで腕を磨いたシェフが両親から引き継いだそうで、週末には行列ができることもあるほどの人気ぶりなのだとか。
特に、SNSの投稿数の多い人気メニューが「いちごのミルフィーユ」です。キャラメリゼされた香ばしいサクサク食感のパイに、カスタードクリームといちごをたっぷりと挟んだ一品。パイとパイの間からあふれて流れ出すクリームに驚く人も多いのだとか。そのボリューム感から“関西最大級のミルフィーユ”、“逆写真詐欺スイーツ”と言われることもあるほどだといいます。
神戸を中心に活動する人気インスタグラマー・ウラリエさんも、このミルフィーユを目当てに何度も店を訪れているそうで、「この日の姫路で一番衝撃だったのがこのミルフィーユ」「生クリームとカスタードのダブルクリームに、甘酸っぱい苺が最高!」など、自身のインスタグラムでその感動を複数回発信しています。
この店が長年愛される理由は、トレンドはあえて意識せず、伝統的な製法でおいしさを追求したメニューを作っていること。長年通う地元の人だけでなく、SNSを見てやってくる若い世代や口コミで訪れる人まで、来店客はさまざまだといいます。店の、どこか懐かしくてあたたかい雰囲気も相まって、これからも場広い世代に愛され続けていきそうな地元の名店です。
※ラジオ関西『火曜Clip』より