いよいよ2023年の年末です。年始の準備なんかをはじめている今、日本の文化・生活のなかには「ほんまにダジャレとか“こじつけ”が大好きなんやなあ」と感じる点が多々あります。
大晦日に食べる年越しそばも、そばの形状から「細く長く過ごせますように」という願いが込められていたり、薬味のネギには「労(ネギら)う」なんて意味が込められていたりします。
年明けのおせち料理なんて、ダジャレ・こじつけのオンパレードです(笑)。
・黒豆=「マメに働く、マメに暮らす」
・昆布巻き=「よろこんぶ」
・鯛=「めでタイ」
・栗きんとん=「お金がトントン拍子にやってくる」
・レンコンの穴=「見通しがきく」
・成長するたびに名前が変わるブリ=「出世する」
・数の子=「子宝に恵まれる」
・エビ=「腰が曲がるまで長寿を願う」
などなど、ダジャレやこじつけがたっぷりです。
年賀状にも、干支にちなんだダジャレをやたらと書きたがる。
丑年は、「ウッシッシとたくさん笑い、幸せがギュ〜っと詰まる1年に」。寅年は、「笑顔(ガオー)を絶やさず、常に“トラ”イの精神で成長し続けタイガー」など……。
初詣では、おさいせんの15円で「十分にご縁がありますように」だったり、手のシワとシワをあわせて「幸せに」だったり……。
このように、日本の文化や生活にはダジャレやこじつけがたくさん登場するわけですが、一体なぜなのか考えてみました。