冬になるとスーパーなどの店頭に並びはじめるいちご。まっ赤な実が印象的で、そのまま食べてもスイーツにしてもその魅力を発揮してくれる。
神戸市須磨区にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」には神戸市西区やたつの市など、地元の契約農家からたくさんのいちごが入荷される。品種は「紅ほっぺ」「あきひめ」などだ。
「紅ほっぺ」はゴロンとした大きな実が特徴で甘みも乗っているため一粒食べるだけでも満足感が得られる。「あきひめ」は形が整っていて適度な酸味があるため、ケーキやジャムなどの材料に向いている。
「いちごは春のイメージがあるかもしれませんが、1月~3月にかけて収穫されるいちごは濃厚な甘みが特徴です。土で栽培するだけでなく水耕栽培も行われていて、同じ品種でも生産農家によって育て方が違うので、味や香りに違いが出てくるのもおもしろいところ。お気に入りのいちごに出会ったら生産者の名前と品種をチェックしてみてください」と同市場の担当スタッフ。
さらに「いちごは皮が柔らかいため、食べる直前に洗ってください。ヘタを取らずに洗うことで、ビタミンCや葉酸などの水溶性の栄養が流れ出るのを抑えることができます。また、いちごのビタミンCと乳製品のたんぱく質を合わせると美肌作りにも役立つと言われており、いちごミルクはおすすめの食べ方。一度に食べきれないときは冷凍しておくとビタミンCが失われにくいですよ」と豆知識も教えてくれた。
※ラジオ関西『Clip月曜日』1月15日放送回より
■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨公式サイトを参照。