食品の保存に便利な「タッパー」。キッチンには欠かせないアイテムですが、日々使用しているとにおいやぬめりが気になってくることも……。筆者も、食品の保存や電子レンジ調理にタッパーを使用しているため、そのイヤなにおいに頭を悩ませています。
そこで、タッパーの消臭に効果的な方法を5つご紹介します。感染症予防に効果的な消毒用アルコールやそうじに使えるアイテムなどを扱う健栄製薬株式会社が発信するコラム情報を参考に、実際に試してみました。
◆なぜタッパーににおいが付く?
タッパーには、細かな凹凸加工が施されています。この凹凸に、においのもととなる成分が入り込むことがにおいの原因。また、プラスチック製品はにおいや油分を吸収しやすい性質があることも原因のひとつとして考えられるそうです。
◆タッパーの消臭方法5選
1)塩
【方法】 濃い塩水(水100ミリリットル:塩3グラム)を作り、タッパーに入れて30分ほど置きます。塩水を捨て、食器用洗剤で洗ったら消臭完了。塩の浸透圧作用により、タッパーの凹凸に入りこんだにおいのもとが吸い出されるため、消臭効果が期待できるといいます。
【結果】 塩水だけでにおいが取れるのか半信半疑でしたが、試してびっくり。しみついた食品のにおいがスッキリなくなりました! 調味料で手軽に消臭できるのがうれしいですね。ただ、濃い塩水を作る必要があるため、大容量のタッパーには不向きかもしれません。
2)米のとぎ汁
【方法】 タッパーに米のとぎ汁を入れて、30分ほど(においが強い場合はひと晩)置きます。とぎ汁を捨てて、食器用洗剤で洗ったら消臭完了です。とぎ汁に含まれる「サポニン」という成分が、洗濯用洗剤などに使用される「界面活性剤」の働きをすることで消臭効果が期待できるのだそう。
【結果】 2時間ほど置いてみたところ、しっかり消臭できていました! 普段は捨ててしまうとぎ汁に、こんな活用法があったとは驚きです。とぎ汁を大きめのボウルなどに入れてタッパーを浸ければ、複数個を一気に消臭することもできますね。
取材協力:健栄製薬株式会社【公式ホームページ】