日本三大祭のひとつ、大阪の夏の風物詩・天神祭(7月24日・宵宮、25日・本宮 )が開催され、関西の夏を祇園祭とともに彩る。
天神祭は、菅原道真ゆかりの大阪天満宮が鎮座した2年後の天暦5(951)年6月に始まったとされる。時代はめぐり、1981(昭和56)年には、天神祭の「宵々宮」の行事として、ギャルみこしが始まった。
正式名称は「天神祭女性御神輿」。15~30歳(中学生を除く)、総勢80人の女性が重さ200キロのみこし2基を担ぎ、日本一長い天神橋筋商店街を1往復半、約4キロを練り歩いた。
最初の年は大阪天満宮への参拝は認められなかったが、翌1982(昭和57)年からは天満宮境内にも、みこしを担ぐ女性の元気な掛け声が響くようになった。
新形コロナウイルス感染拡大の影響で3年間の中止を経て、昨年(2023年)4年ぶりに復活、今年で41回を迎えた。
例年6月からギャルみこし参加者を募集、オーディションを経てメンバーを選定するのだが、大阪の暑い夏、日中の気温上昇の中、神輿を担ぐのは、体力や気力に自信がある女性であっても非常に過酷だ。
そうした中、今年(2024年)は146人の応募があり、書類選考を経て7月13日に行われたオーディションでは、大きな熱気の中、重さ80キロの天秤棒を担ぐ体力測定のほか、一発芸などの自己PRを披露した。