学校給食で親しんだ、昔懐かしのコッペパン。兵庫県神戸市に様々な種類のコッペパンを楽しめる店がある。 兵庫県の学校指定工場として神戸市内の小学校に給食パンを卸している株式会社ヒシヤ食品(神戸市垂水区)がプロデュースする「コッペ・プリュス」。垂水店(垂水区)と 月見山店(須磨区)の2店舗を構えている。
オーナーの小川恵美子さんによると、コッペパンに携わること65年。その中で培った技術と製法をもとに、給食工場ならではの大型ガス式リールオーブンで毎朝焼き上げる。理想的な水分が残る、しっとりしたコッペパンのおいしさには定評がある。
「給食とは違って、発酵バター、生クリームをふんだんに使用したリッチな配合で仕上げています。2種類の小麦粉をブレンドして、口溶けの良い食感にもこだわりました」と小川さん。
具材を挟んで提供されるコッペパンは「おやつコッペ」と「おかずコッペ」の2つに分けられ、定番メニューはトッピングも入れると40種類以上にのぼる。
おやつコッペの方は、こだわりのあんこを使用した「こしあん&ホイップ」「粒あん&ホイップ」のほかにあんバターが人気で、子どもからはフルーツを使用したコッペパンも支持を集めているとのこと。一方、おかずコッペの方は、ボリュームたっぷりの「ハムカツサンド」と「チキン南蛮サンド」が売れ筋だそう。垂水店限定の揚げパンの「シュガー」と「きなこ」もよく購入されているという。