先月末に発売が開始され、SNSを中心に世間を騒がせているローソンの「飲むマヨ」。全国のマヨラーの願望を叶えるべく開発され、テスト販売として展開されています。
味については、ネットでも賛否両論あり(否のほうが多いかも?)の謎多き商品。話題の「飲むマヨ」について、開発担当者である株式会社ローソンの山田さんに詳しく話を聞きました。
――そもそも、なぜ作ろうと思った?
【山田さん】 あるとき、社内の同期と「とあるレストランのマヨネーズがおいしい」という会話をしているなかで、「“飲むマヨネーズ”を発売したらおもしろいのではないか」と話がふくらんだことがきっかけでした。“飲むマヨネーズ”が商品になれば、話題性も十分、お客様により買い物を楽しんでいただけるだろうと思い、商品化に向けて動き出しました。
――“マヨネーズ飲料”という前代未聞の商品を、どのようにして開発した?
【山田さん】 マヨネーズ特有の酸味の表現には苦労しました。開発の際は、メーカーさんと一緒に本物のマヨネーズを食べながら試作を重ねました。マヨネーズの味に近づけようとするとスパイス感が強くなってしまうため、“スパイス感を抑えつつ味を寄せる”というのが難しかったポイントです。
試作を進めていくうちに、マヨネーズの特徴であるコクに加えて酸味も重要であることに気がつき、酸味とコクのバランスを重視しながら改良を重ねました。何十パターンも試したので正直大変でしたが、その甲斐もあって、マヨラーの皆さんにも納得いただける商品に仕上がったと思っています。
――社内の反応は?
【山田さん】 社内のマヨ好き・マヨ嫌い、いろいろな人に飲んでもらったところ、味については多くが「マヨネーズだね!」と言ってくれました。一方で、「おもしろいけど、売れないからやめたほうがいい」など、発売を止めるような意見をもらうことも少なくありませんでした。
それでも、私には「マヨラーのお客様に喜んでいただける!」という自信があったのと、上司の「やってみなよ」という後押しがあり、企画を進めることができました。
――お客さんからの反響は?