最近、猛暑の影響による野菜の価格高騰が話題になっています。とくに「葉もの」と言われる野菜はそれが顕著ですが、私達の食生活に欠かせない食材ではないでしょうか。今回は「レタス」にフォーカスし、よりおいしく食べるためのポイントを「JAあわじ島」の販売部販売企画課・北川忠久さんに聞きました。
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【レタスの旬はいつ?】
北川さんによると、「JAあわじ島の場合、10月~5月まで出荷があります。シーズンを通して旬と言えますが、3~4月の『春レタス』は柔らかくて良い状態です」とのこと。
【レタスにはどんな栄養がある?】
レタスはミネラルが豊富。ビタミンAは視力や免疫機能の維持、カリウムは血圧の調整や心臓の健康に良いとされています。食物繊維はレタス100gあたり1.1g含まれており、免疫力の向上や大腸の働きを活発にして便秘の予防・改善に効果があると言われています。「低カロリーのため、ダイエット効果も期待されます」と北川さん。
【おいしいレタスの見分け方】
柔らかく軽いものの方が苦みが少ない傾向にあると北川さんは解説。「芯の変色が少なく、葉がみずみずしいものを選んでください。この2点が揃っているものが、やわらかい食感で新鮮なおいしいレタスです」と話します。
【家庭での保存方法】
水分を飛ばさないように、冷蔵保存がおすすめとのこと。「必ず袋などに入れ、根もとが下になるように置いてください。レタスの切り口から白い液体が出ることがありますが、放っておくと変色や腐敗の原因となります。キッチンペーパー等で拭きとり、湿らせたキッチンペーパーを当てるか少量の小麦粉をつけておくと新鮮さを保つことができます」と北川さんはコツを教えてくれました。
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生でも調理しても食べられ、ビタミンや食物繊維などの栄養が豊富に含まれているレタス。おいしく食べられるよう、今回のポイントを実践してみるといいかもしれません。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2024年12月18日放送回より