覚えておいて!『レンチン方程式』 冷凍食品をよりおいしく食べるコツは“温め時間”にある | ラジトピ ラジオ関西トピックス

覚えておいて!『レンチン方程式』 冷凍食品をよりおいしく食べるコツは“温め時間”にある

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 もうすぐ4月。新生活がはじまるとともに、お弁当作りもスタートするなど、食生活が変化する人も多いのではないでしょうか。そんな食生活を支える存在が、電子レンジです。

 電子レンジの温め時間などについて、組合員からのさまざまな問い合わせに対応している「コープこうべ商品検査センター」の担当者に詳しく話を聞きました。

――時短料理や冷凍食品、お弁当を温めるときなどに大活躍する電子レンジですが、温め時間についても問い合わせがあるそうですね。

【担当者】「パッケージに書かれている説明通りに温めたのにまだ冷たい。説明が間違っているのでは?」という問い合わせをいただくことがあります。私もよく電子レンジを使うのですが、「さあ食べよう!」と思ったときに「あれ? まだ冷たい」という経験をしたことがあります。

――説明通りに温めているのに冷たいままというと、指摘の通り、説明が間違っているということになりますよね?

【担当者】 そう思いたいところなのですが、そうとは言いきれないんです。そもそも電子レンジは、マイクロ波が食品中の水分子を振動させて温める仕組みです。ただ、機種や経過年数、冷凍食品の温度や置く位置などによって温まり方が変わるんです。

――パッケージに記載されている調理時間は、あくまでも目安ということですね。

【担当者】 メーカーもさまざまなデータをとって時間を決めていますが、ワット数やトレイの回転機能の有無など、多くの機種がある電子レンジすべてで確かめることはできません。そのため、「目安」という表記になっています。

商品に記載されている調理時間は、あくまでも「目安」

――失敗しないためのコツなどはありますか?

【担当者】 オート機能がついているものなどもありますが、まずは、“表示通りの時間で温める”のがおすすめです。そして、十分に温まっていないと感じた場合は、10秒など少しずつ時間を追加して様子を見ることをおすすめします。一気に温めてしまうと、固くなったり焦げたりしてしまうためご注意ください。

――まずは目安通りに。そして、追加は少しずつ、細かい調整は各家庭でお願いするということですね。

【担当者】 じつは、冷凍食品以外にも、レンジで温める際に注意していただきたい商品があります。それは、カレーなどのとろみのある食品です。これらは、温めにムラができやすいのです。

失敗しないコツは、最初の設定時間を短めにして、いったん取り出すこと。取り出したらスプーンなどでかき混ぜ、再度あたためるなどの工夫をすると良い場合があります。

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