大阪・関西万博で特徴的なフォルムが目を引くオーストリアパビリオン。高さ16メートルの”らせん状”のループは、五線譜をモチーフにしている。

音楽の都・ウィーンが首都のオーストリア。テーマは「Composing the Future(未来を作曲)」。音楽を通じてオーストリアの魅力や、日本との歴史的な結びつきを紹介する。


オーストリア政府関係者によると、素材の木の板は、ネジで接合して固定している。閉幕後に建物をリサイクルするためだ。
仮に接着剤を使うと、産業廃棄物になり、解体にも労力がかかるという。

オーストリア産のトウヒ材(マツ科の常緑針葉樹)を使用し、基礎部分には杭を使わず、総重量は19トン。ネジは6000本使用した。
らせん状のループは全長91メートルに及ぶ。薄い板を曲げてリボンのようなオブジェを形成。

木目は万博会場の象徴、大屋根リングとの親和性を考えた。


■オーストリアパビリオン・プロモーション映像 (C) Expo Austria/BWM Designers & Architects





