数年前から続く“スパイスカレーブーム”。それに紐づくかのように、見かけるようになったのが「ビリヤニ」という料理。具体的にどんなものなのでしょうか?
京都のビリヤニ専門店「INDIA GATE」のオーナーである山縣智さんに聞きました。
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「ビリヤニとは、インドやパキスタンで祝いの席やラマダン明けに食べられる炊き込みご飯のことです。ポジション的には、日本でいうところのお寿司に近いかもしれません」と山縣さんは説明。
炊き込みご飯と聞くと和食に近い印象ですが、大きく異なるのは「スパイスを使う」という点。
「スパイスの数はビリヤニの種類によって違いますが、5〜10種類程使われていることが多いと思います。また、インディカ米という細いお米を用いるのも特徴の一つです」(山縣さん)
これまで日本ではあまり馴染みのなかったビリヤニですが、ここ数年は目にする機会が増えていると山縣さん。
「まだまだ人気があるとは言い難いとは思っていますが、5年前に店を出した頃よりも認知度は上がっているかと。3年前くらいからコンビニでも期間限定で発売されており、その影響も大きいと思います」(山縣さん)




