白壁が美しい世界遺産・姫路城を一目見ようと、国内外の観光客で賑わう兵庫県姫路市。「食」においても魅力たっぷりなのだとか。食育や地産地食の普及にも力を注ぐ料理研究家の明石理香さんに詳しく聞きました。

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明石さんに姫路を代表する食材聞くと、次のように話しました。
「太市筍は柔らかくてきめ細かくアクが少ないのが特徴。色白美人の蓮子はモチモチとした食感。白い皮が珍しい銀馬車かぼちゃは上品な甘味を楽しめます。ほかにも網干メロン・穴子・白鷺サーモンや、モーツァルトを聴いて育つ夢美人たまごもおいしいですよ」(明石さん)

「姫路は食材の宝庫。いつ来ても旬があります。季節を問わず満足していただけます」と明石さん。食べることの大切さや料理の楽しさをもっと多くの人に伝えたいと思ったことが、料理研究家として活動を始めたきっかけなのだとか。
料理教室の講師としても活躍しており、活動の軸には常に「地産地食」を据えています。「地域で採れたものを、同じ環境で暮らす人々が食べる。体にやさしいだけでなく、食料自給率の向上や地域活性化にもつながる」と自身の考えを述べました。
さらに「冬なら生姜醤油で食べる『姫路おでん』、旅の思い出を家でも味わいたい人には筍や蓮根を使った『煮もの』『やきんぴら』がおすすめです」と、明石さんは季節のメニューも紹介。
最後におすすめのご当地グルメについて質問すると、「えきそば」「御座候」「鶏卵饅頭」「ヒネポン」「アーモンドバター」と回答し、インタビューを締めくくりました。
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暮らしの延長線に豊かな食が息づく町、姫路。季節ごとに訪れることで、この街の魅力をより堪能できるかもしれません。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「ヒメトピ558」2025年8月8日、15日放送分より






