「ストレス社会を生きる私たちへ」 マインドフルネス指導者が語る、呼吸が変える“心の再生” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ストレス社会を生きる私たちへ」 マインドフルネス指導者が語る、呼吸が変える“心の再生”

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 シンガーソングライター・川嶋あいさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西)に、マインドフルネスの普及活動を行う関根朝之さんが出演。ストレス社会を生きる現代人に伝えたい、「呼吸」と「心」の整え方を語りました。

株式会社マインドフルネス代表の関根朝之さん(写真右)、番組パーソナリティーのシンガーソングライター・川嶋あいさん(同左)

 マインドフルネスとは、「いま、この瞬間に意識を向けること」を意味します。関根さんは、「やり方はいろいろありますが、基本となるのは『呼吸瞑想』です。これを続けていくと、睡眠の質が圧倒的に良くなるんです」と話します。

 関根さんは、「現代人の多くが抱える心身の不調の根本にはストレスがある」と指摘します。

「ストレスには、肩こりや頭痛といった身体的ストレス、人間関係や仕事による社会的ストレス、不安やプレッシャーによる精神的ストレスなどがあります。これらが連動して悪循環を生んでしまうんです」(関根さん)

「ストレスが多い人は、間違いなく睡眠にも悪影響があります」と、関根さん。「睡眠を良くするためには、リラックスモードで眠ることが大切です」と続けます。

 呼吸瞑想によって浅く速くなりがちな呼吸を深くゆっくりと整えることで、副交感神経が刺激され、脳がリラックスモードに入ります。その結果、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌され、夜には快眠をもたらすメラトニンへと変化し、睡眠の質が高まるのだといいます。

 マインドフルネスを探求する原点には、思春期に経験したつらい体験がありました。

「中学2年生のころに寝れない時期を過ごしました。睡眠の質が悪かったし睡眠時間も短かったので、ずっと頭が痛いんですよね。なにをしててもあまり楽しくないし、パフォーマンスも下がってしまうので本当につらくて……。睡眠障害になって、1か月ほど入院したんです」(関根さん)

「寝ても寝た気がしなかったときは、本当につらかった」と語る、関根さん。その経験をきっかけに、睡眠や自律神経について学びはじめ、自らの体でさまざまな方法を試していったといいます。

 番組内では、すぐに実践できるマインドフルネスの方法も紹介されました。

「ストレスを感じているときは、呼吸が浅く速くなります。まず、“吐くこと”から意識してみてください。息をたくさん吐けば、自然に空気が入ってきます。これは心のストレスも同じで、抱え込まずに“吐きだすこと”が大事なんです」(関根さん)

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