商売繁盛の神様「えべっさん」総本社として知られる兵庫県西宮市の西宮神社で、10日午前6時から、一番福を目指して表大門から230メートル離れた本殿へ「走り参り」をする、十日えびす開門神事福男選びが行われた。最も速く本殿に駆け抜けた「一番福」は、大阪府堺市の高校教諭、黒木悠輔(くろぎ・ゆうすけ)さん(33)。「二番福」は地元・西宮市の高校生、藤本陽紀(ふじもと・はるき)さん(15)が、「三番福」は神奈川県川崎市の川畑陽平(かわばた・ようへい)さん(27)が、それぞれ飛び込み、令和初の福男の称号を得た。以下は、開門神事後の「福男」共同記者会見でのコメント。
◆黒木悠輔さん「(当たらないときも)朝6時から走っていました。それで福があると思っていたので」
――開門前のポジションと走ったときの思いについて。
前から3列目の一番真ん中でした。こけないことをイメージして走ったなか、30メートルくらいまでは3番目だったかなと思いますがストレートで抜くことができました。
――走る経験について。
最近は走っていなかったのですが、ずっと野球をやっていて、今、野球の指導にも携わっています。100メートルは11秒台を持っています。
――実際に走ってみて……。
興奮していたこともあり、230メートルの長さを感じなかったです。
――福男となった感想について。