「見えぬ敵、この国に問う」勝海舟・玄孫が語る 髙山みな子さん 新型コロナウイルスに思う | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「見えぬ敵、この国に問う」勝海舟・玄孫が語る 髙山みな子さん 新型コロナウイルスに思う

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 また大阪・兵庫・東京など大都市圏で休業自粛に応じないパチンコ店について自治体が名前を公表する・しないことへの議論もあるが、公表自体あまり効果がない。店側がブランドイメージが気になって晒し者になるのが嫌ならとっくに休業しているはず。

 もっと問題なのはいまだにパチンコ店に行く「人」のほうだ。国や首長に言われたから自粛するのではなく「考えて判断する」ことが大切。

 開店を待つ人々は「家にいて暇でやることないから来た」と少しも悪びれない。これだけ外出自粛が叫ばれているのに。そこで感染してあちこち歩き回ることで、どれだけ社会や国の日常を取り戻すための足を引っ張るか。

 自分の行動が誰にどんな影響を及ぼすか考えることをしない人、考える力のない人が増えたのは由々しきことと感じる。

 会社、店舗など動かしていないと経営が成り立たないというのもわかる。しかし新型コロナウィルスが終息しなければもっと大きな痛手を被ることになるのだ。それをわかっていても心配で止めることができない。それが人の心というものだ。

■国民の危機感と政治家の決断力・実行力

 ごく一般的な国民の「頑張らなきゃ、我慢しなきゃいけない。わかっているけど心配なんだ」という揺れる心・不安な気持ちを治めるのが政治の役割だ。政治家の仕事だ。

 東京都はお金があるからできるけど、他府県であるウチはお金がないからできないなどと、首長が他所の自治体と自分たちを比べてどうしようというのだろう? 「ないからできない」というのは簡単だ。

 しかし、ただでさえ不安ななかで過ごしている市民に向かって首長が当然のように言うことが適当なことなのだろうか。

 お金がないななら工夫しかない。例えば年度末になると皆が首を傾げる道路工事を延期するなり、市民が「不要不急」の外出を控えるように「不要不急」の施策はしばらく棚上げにする思い切った決定をし、困窮する人々、事業者への援助費用を捻出すればいい。

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