【久保】 この本を読ませていただいて、一度行ってみようと思ったんですが、気軽に思わない方が良いですか?
【高橋】 これは観光協会も推薦していませんので……(苦笑)。「保月(城)という、黒井城の上だけにしていただき、降りないで下さい」と言われています。私はずっと歩いていますから、「(どうしても)行く」という人には案内していますが……。
【田辺】 保月城の所から西の丸へ行くといえば、ものすごい痩せ尾根をずっと通って行かなければいけないですよね。
【高橋】 まるでロッククライミングをするように行かないといけません……(笑)。
【田辺】 昔の人はそれで守りを固めていたわけですから。
【高橋】 昔は北の丸から横に細い道があったんですが。
【久保】 もっと詳しくは、この本を読んでいただければと良いと思います。「丹波の赤鬼」の著者・高橋成計さんに今回は「赤井(荻野)直正をめぐる丹波の城郭」についてお聞きしました。
高橋成計『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」 ~荻野直正と城郭~』(神戸新聞総合出版センター)
定価 本体2,300円+税
発行日 2020年2月
ページ 240ページ
ISBN 978-4-34-301061-2
神戸新聞総合出版センター
https://kobe-yomitai.jp/book/1007/
『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』2020年5⽉7⽇放送回