藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦している、将棋の第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)で、戦いの舞台が神戸にやってくる。2局目までを終え、挑戦者の藤井棋聖が2勝と先行しているなか、4日・5日に有馬温泉「中の坊瑞苑」で第3局が指される。対局を前に記者会見に臨んだ両者の主なコメントは以下の通り。
■藤井聡太棋聖「多くの方の思いに応えられるように」
――開幕2連勝とこの上ないスタート。第3局に向けてどんな準備をしたきたか。
第2局から第3局までしばらく(約3週間)空いたのでその間に準備もでき、いい状態で臨めるのではないかと思う。
――木村王位への印象について。
ここまでの2局で、こちらが気づかないような力強い指しが多かった。こちらも勉強してより良い内容となれば。
――棋聖の獲得は大きく報道された。半月ほどたったが、落ち着かれたか。
棋聖という立場になったが、自分としてはこれまでと変わらずに対局に臨めていると思う。
――将棋会館やホテルでの対局が主だったが、今回は温泉地、旅館での対局。雰囲気、印象は?