【赤松さん】真面目で、気持ちを込めてくれている、その姿勢がうれしい。もう92歳になるので、田んぼづくりには参加できないけど、(大橋さんが)「自分が田んぼをつくる」と熱心に取り組んでくれるのが、ありがたいです。
――初めて大橋さんが、山田錦に挑戦しました。師匠からアドバイスはありますでしょうか?
【赤松さん】まあ、はじめはこんなもんです。上等ですよ。
――良い山田錦をつくるコツ、というのは何かありますか?
【赤松さん】肥料をやるタイミング。3日遅れたらもうダメで、そこが難しいところ。地の深い、浅いで枯れさすさも変わるので、そこは勉強です。でも、上手くやってくれると思います。
――収穫まであと1か月、これからどんな作業をしていくんでしょうか?
【大橋さん】イノシシに入られないよう、電気の柵を完璧に。あとは収穫に備えて機械調整などを行っていきます。
――やはり、イノシシの対策は大変ですか?
【大橋さん】大変ですね。一度入られてしまうと3日も4日も入ってくるので、毎日夜中も田んぼの見回りに行きます。それでも入ってくるので、今後はチェックをより厳しく、対策に取り組みたいと思います。