ここにもスピード感?『脱・ハンコ』~是か非か(1)どうしてもハンコは必要か?街では… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ここにもスピード感?『脱・ハンコ』~是か非か(1)どうしてもハンコは必要か?街では…

LINEで送る

この記事の写真を見る(6枚)

神戸・三宮
神戸・三宮「海外じゃサイン文化でしょう?」

「花押のような『ハンコ』はどうでしょう?」(神戸市東灘区・30代女性 事務職)
『ハンコ』文化は好きです。自分のオリジナルのものがあれば。たとえば「花押(かおう)」。政治家が記すサイン。かつては戦国武将も使ってたじゃないですか。日本のこういう文化は必要です。ほとんどの書類にハンコを押すのはどうかと思います。何でもかんでもハンコは面倒くさい。省けるところは省くなり、工夫すれば仕事をスムーズに進めることができると思います。海外ではサイン文化でしょう? それでいいんじゃないんかと思う。

花押
「花押」小野道風(左側・一番上)・後鳥羽天皇(右側・一番下) 書道家・繁本香菜さん提供

「ある意味、覚悟する意味で」(大阪市淀川区・30代男性 音楽教師)
絶対的に必要です! いままで真剣に考えてなかったですが、今回の河野大臣の発言で(ハンコの是非について)意識はするようになりました。日本にハンコが必要、という固定観念はなかなか崩れない。便利になることがすべてではないと思うんですよ。少し無駄かな?という作業も必要ですよ。簡略化がすべてではないです。ハンコを押すというのは覚悟とか責任とかを問う、そういうけじめをつける瞬間なのかなと思います。

大阪・梅田
大阪・梅田「ハンコを押すことは覚悟とか責任の自覚」

「法的にはどうなんでしょうか?」(西宮市・20代女性 私立大学3年)
効率化になるとは思いますが、必要な『ハンコ』もあると思います。銀行届出の実印とか廃止になったら、好き放題されそうな気がします。法的にも必要な場面は多いと思うんです。私は大学で歴史を学んでいますが、そもそも、署名の簡略化のためにハンコができたという歴史もありますし。

・ ・ ・ ・ ・

 日常生活やオフィスワークでは必要ないという意見もあるが、契約ごとをはじめ法的な手続きなど、日本でハンコを大胆に除外して本当に大丈夫なのか? 次回(10月22日)は藤本尚道弁護士に法的な観点でハンコの是非を聞く。

LINEで送る

関連記事