JR大阪駅前・うめきた地区の複合商業施設「グランフロント大阪」に10日、巨大気球のイルミネーションが登場、ひと足早いクリスマスムードに包まれている。
「Grand Wish Christmas（グラン・ウイッシュ・クリスマス）」と銘打ち、オープンした2013年のクリスマスからイルミネーションを展開している。今年で8回目。グランフロント大阪北館1階・ナレッジプラザで幻想的な光が行き交う人々を照らしている。12月25日（金）まで。
新型コロナウイルスの影響で、海外へ「旅」をすることができなかった2020年。世界中を旅して楽しめる日々が早く訪れることを願い、空間デザイナー・長谷川喜美さんが大陸をめぐる気球をモチーフに、5階まで達するアトリウムに高さ15mを超えるクリスマスツリー「Winter Voyage Tree」を制作。「大陸を旅する大小さまざまな気球が希望の光を運び、世界中の空をひとつにつなぐ」思いが込められている。
気球に彩られたオーナメントに現れるのは、パリのエッフェル塔や凱旋門、ニューヨークの自由の女神など世界各地の建造物や植物、動物たち。世界各地を旅するイメージを音楽と光で幻想的な雰囲気に包む「ライティングショー」が15分間隔で繰り広げられる。期間中には、世界の美しい風景・文化・暮らしを見つめるトラベルカルチャー誌「TRANSIT」とコラボレーションした写真展『やっぱり世界は美しい！ ～It’s a beautiful planet～』も同時開催。（写真展はグランフロント大阪・北館3F・4F・5Fイベントスペース、6F UMEKITA FLOOR ウメキタフロアで 12月25日まで）
10日の点灯式では、外資系航空会社・客室乗務員から写真家に転身、「TRANSIT」誌でも活躍する在本彌生さんと長谷川喜美さんによる「旅」にまつわるトークショーも開催された。
◇「思いや夢、大きな気球で未来へ運びたい」空間デザイナー・長谷川喜美さん（ベルベッタ・デザイン代表）
